はい!Sahitoです。
音の強さには音量と別に音圧というものがあります。
今回はこの音圧を高めることができるコンプレッサー(Comp)という処理についてお話します。
コンプレッサー(Comp)とは?
コンプレッサー(Comp)とは音源の音圧を上げる時に用いるものです。
この処理をすると何が変わるのかというと、元の音源の周波数帯で高い部分を抑えて、低い部分を押し上げることで音が圧縮されてボリュームを出すことができます。
ちょっと分かりづらいかもしれませんね。。
とりあえず波形を整理して音の密度をアップさせるみたいなイメージで理解しておけばいいと思います(笑)
僕が使っているコンプレッサー(Comp) VSTプラグイン
まず、僕が使っているVSTプラグインの画面をご覧ください。
こちらはTDR Feedback Compressor II というVSTプラグインで、無料で利用することができ機能も非常に充実していますので非常にオススメです。
操作方法
操作方法としては、僕の場合全て自分で設定して使うということはせず、プリセットからボーカル用の設定を選択して使っています。
詳しいパラメータについて
でもそれだけじゃ物足りない方の為に、詳しいパラメータについて書いておきます。
・THRESHOLD(スレッショルド)
コンプレッサーのかかり具合を調節する
コンプレッサーはスレッショルドで設定した音量を越えると機能する
スレッショルドの値が下がるほど、コンプレッサーが強くかかる
・PEAK CREST(ピーククレスト)
LEASE REAK・LEASE RMSの割り振りを調整する
右に回すほど機敏にRELEASE RMSが適用される
・SOFT KNEE(ソフトニー)
コンプレッサーのかかり方を調整する
右に回すほど柔らかくコンプレッサーがかかるようになる
・PEAK RATIO LIM
ONにするとレシオ7:1に固定される
RATIOのツマミの値はスルーされる
・RATIO(レシオ)
スレッショルドを超えた音をどれくらい圧縮するかを調整する
右に回すほど強く圧縮され、左に回すほど音の強弱が明確に残すことができる
・ATTACK(アタック)
スレッショルドを超えた音を、レシオで決めた音量まで圧縮するまでの時間を調整する
コンプレッサーのかけ過ぎで音がこもった時は、アタックを遅くすると改善できる
・LEASE PEAK(リリースピーク)
元音量に合わせてコンプレッサーをかけ続ける時間を調整する
・LEASE RMS(リリースRMS)
実際に聞こえている音量に合わせてコンプレッサーをかけ続ける時間を調整する
・MAKEUP(メイクアップ)
コンプレッサーで圧縮された分の音量を調整する
・DRY MIX(ドライミックス)
コンプレッサーをかけた後の音に、元の音をどれくらい混ぜるかを調整する
・OUT GAIN(アウトゲイン)
出力音量を調整する
・FREQUENCY(フリーケンシー)
サイドチェーン信号にかける周波数を調整する
・SIDE CHAIN(サイドチェーン)
コンプレッサーを他のトラックでかける
一言アドバイス
全て自分で設定して使えるようになるのがベストだとは思いますが、パラメータが多くて難しいですよね。。
まずはプリセットから適当に選んで使ってみて、更に自分好みに修正していってみるというのが取っつき易いと思いますよ!
ではでは!
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