はい!Sahitoです。
MIX作業中にボーカルの音量を上げる際、どのように操作していますか?
僕は元々、ミキサーウィンドウの音量ゲージを上げていました。
実はこれでは音量によってはクリップ(音割れ)する恐れがあるんです。
そこでリミッター(Limiter)というものを使って、安全に音量を上げることについてお話します。
リミッター(Limiter)とは?
リミッターと聞くと、指定値以上に上がらなくなる制限をかけるものというイメージがあると思います。
確かに正しいのですが、ここでお話しするリミッターでは音量を上げていった際に、音割れしてしまう要素をリミッターで圧縮するということをします。
簡単に言うと、音量を上げても割れてしまう部分は圧縮してくれるという機能です。
僕が使っているリミッター(Limiter)VSTプラグイン
まず、僕が使っているVSTプラグインの画面をご覧ください。
こちらはGeorge Yohng’s W1 LimiterというVSTプラグインで、無料で利用することができ機能も非常に充実していますので非常にオススメです。
操作方法
このGeorge Yohng’s W1 Limiterの操作方法は下記の流れとなります。
-
“Ceiling”でこれ以上上がらなくする音量を決める
※僕の場合は、”0″でも音割れする心配はありませんが、保険をかけて”-0.1″にしています。
- “Threshols”を下げていくと音圧が上がっていくので、やり過ぎて音がおかしくならない範囲で下げる
詳しいパラメータについて
詳しいパラメータについて書いておきます。
・Threshols
音圧を調整する(この値を下げる程、音圧が上がる)
“Ceiling”で指定した音量を超えない範囲で音が圧縮される
・Release
“Ceiling”の値以下になってから圧縮を解除するまでの時間を調整する
・Adaptive Release
“Release”の自動調整機能
“Release”の時間を元にして自動でリリース時間を調整する
・Ceiling
音量の最大値を調整する
一言アドバイス
安直に音量を上げると音割れする部分があるということを理解してからは、このリミッターで音量を上げることが当たり前になると思います。
綺麗にしっかり音量を上げるための必須アイテムなので、すぐにでも使っていってみて下さい。
ではでは!
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