【まとめ】歌のMIX やり方・手順【初心者から中級者におすすめ】

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MIX
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はい!Sahitoです。

MIX作業のやり方について、各項目ごとにお話してきた内容を手順を追ってまとめておきたいと思いますので、是非このページをブックマークに登録をしてご活用いただけたら嬉しいです。

僕もVSTプラグインのつまみの意味など調べないと分からなくなることも多いので、僕自身も使っていくつもりですので、新たな気付きや発見も更新していく予定です!

それでは最高のMIXを目指して張り切っていきましょう!

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ベストトラックの作成

まず最初に複数回録音しておいた音源から一番上手くいった部分を選定して良いとこ取りした通し音源を作ります。

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ノイズカットなどの下処理

ベストトラックが出来たら次はノイズカットをしていきます。
ノイズカットとは書いて字の如く雑音を削除することなのですが、この場合の雑音は下記のようなものを指します。

・生活音等の物音
・マイクにぶつかった音や、マイクを手で持っている場合は「ググッ」という強く握ったり、握り直したりした際の音
・咳払い
・ブレス(息継ぎ)音

また、ブレス音は曲調やMIXする方の好みにもよります。
バラードのようなオケが落ち着いた曲でブレスを全て消してしまうと、不自然になってしまう場合があります。
激しい曲で息も絶え絶え歌って息継ぎがうるさい等の場合に、試しにブレスを消してみて違和感がなければ採用するみたいな判断でいいと思います。

実際の作業の流れは下記の通りです。

  1. オケをミュート(無音)にしてボーカルトラックの音のみが聞こえるようにする。

    ※単純にノイズを聞き取りやすくするためです。

  2. 再生して実際に音源を聴きながら歌唱部分の前後に”はさみマーク”の”分割モード”で切込みを入れる。

    この段階では1番・2番・3番みたいにある程度大きな範囲の前後に切込みを入れて、間奏部分を消すだけでOK。

  3. 不要な部分をキーボードの”DEL”キーか右クリックで削除を選択して消す。
  4. 改めて最初から聞き直しながら1番の中でも部分的にノイズが入っている場所は②・③と同様のやり方で削除する。
  5. 通しで聞いて不要なノイズが残っていない状態になれば完了!
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ピッチ補正

次にピッチ補正という工程があります。
ピッチ補正とは音源の音程やリズムを修正することを言います。

つまり、音程がちょっとズレてしまった箇所を正しい音程に直したりできるのですが、ここで僕のわがままをお許しください。
僕はこのピッチ補正を一度もやってきておらず、詳しいことは分からないため説明ができません(笑)

ただでさえベストトラックを作って上手くいったところを繋ぎ合わせた上に、音程まで修正してしまっては自分のオリジナルがどこにいるのか分からなくなってしまうと思うんです。
また、録音の段階で後で直したくなるようなミスは残さないように頑張ることが歌の上達の一番の近道だと考えているので、ご容赦ください。。

とりあえず、もしピッチ補正するならここでやるんだよという意味で項目名だけここに入れておきます。

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ボリュームのオートメーション

この音源をそのままオケと共に再生してみると、サビの声量が大きくてそれに合わせて音調調整するとそれ以外の場所の音量が足りない状態になることがあります。

そこで、その場面ごとに音量の調整を編集ソフトで自動的に行うように設定します。
勿論、特に調整せずともちょうどいいバランスだったらこの工程は不要です。
おそらくサビの高音が高くAメロBメロが低く落ち着いている曲とかだとこのボリュームのオートメーションが必要になってくると思います。

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イコライザー(EQ)

音量を調整してもオケにボーカルの声が埋もれてしまい、もっと手前にボーカルを出したい等の場合にこのイコライザーを使います。

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コンプレッサー(Comp)

音源の音圧を上げます。
これによりギュッと詰まったボリュームのある音になります。

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リミッター(Limiter)

ミキサーウィンドウの音量ゲージで音量を上げるとクリップ(音割れ)する恐れがあるので、このリミッターでボーカルの音量を上げます。

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ディエッサー(DeEsser)

サ行の音というのは、歯擦音と呼ばれる空気が歯に当った際に鳴る音を使って発声しているのですが、たまに聴いていて耳が痛くなるほど大きな歯擦音がマイクに拾われることがあります。

そこで、このディエッサーで必要以上に大きい歯擦音を部分的に圧縮して抑えるようにします。

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エンハンサー・エキサイター(Enhancer・Exciter)

エンハンサー・エキサイターで、元の音に倍音成分を追加することで、音を元気に・煌びやかに変身させます。

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ディストーション(Distortion)

音を歪ませて迫力を出す際に使うエフェクトです。
こちらは完全に色物です(笑)

また、合わせてラジオボイスも同様に場面を選びますが必要に応じて使えると思います。

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コーラス(Chorus)

あまりメインボーカルには使わないのですが、原音にほんの少し遅れた原音を追加することで音の広がりを出したり、ユニゾン感を出すことが出来ます。

こちらはハモリ音源にかけることで音を馴染みやすくするという使い方もできます。

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ディレイ(Delay)

ボーカル音源をオケに馴染ませるために必要な反響音を主に追加します。

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リバーブ(Reverb)

ボーカル音源をオケに馴染ませるために必要な残響音を主に追加します。

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オケ処理

ボーカルの音域と重なる部分をオケの音源から抑えることで、ボーカルとオケがぶつかって聴きにくくなることを防止します。

やり方は、イコライザー(EQ)でボーカルのメインとなる音域をオケから少し削るというものです。
もし、ボーカルのメインの音域が分からない場合、参考として500Hz~800Hz、1.4kHz~2kHzあたりを削ってみて違和感がないか試してみて下さい。

また、あまり削り過ぎてしまうと、ボーカルの音が無い間奏等の部分で音がスカスカになって違和感が出てしまうので、それだけ注意してみて下さい。

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マスタリング

いよいよ最終工程です!
マスタリングとは、マスタートラック(全てのトラックの音が合わさった親となるトラック)に処理をかけて全体の音を調整する作業のことをいいます。

実際の作業の流れは下記の通りです。

1.コンプレッサーで全体の音圧を調整する。

コンプレッサーの項目で紹介したTDR Feedback Compressor IIではプリセットにマスタートラック用のものがいくつか入っているので、視聴しながら納得のいくものを探してみて下さい。

2.M/S処理をする

オケによりますが、オケを聴いてみて外側(左右)の音圧が低いと感じた場合、M/S処理をすることで外側まで音が満ちた音源にすることが出来ます。

楽器の音を合わせてオケを作る等でしたら、M/S処理をすることでプロのようなしっかりしたものが作れるので是非やってみて下さい。

3.リミッターで最終的に書き出す音量を上げる

音がおかしくならない範囲で音量を上げる。

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一言アドバイス

あくまで僕のやり方ですが、こんな流れでいつもMIXしています。
結構工程が多くて初めは大変かもしれませんが、何曲かやっていると分かる部分が増えてきて段々楽になってくると思いますので、このページから詳細説明の記事に行ったり来たりしながら頑張ってみて下さい。

また、人によって工程が多少前後したりすると思いますので、繰り返しになりますがあくまで僕のやり方ということをご理解下さい。

それと、もし追記して欲しいことや間違っている等のご指摘があったら、お問い合わせフォームからお気軽にメッセージをお願いします。

ではでは!

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