はい!Sahitoです。
別記事でお話しした自信過剰バイアスの他に、その逆のバイアスも存在します。
どちらも投資において不利に働くものとなりますので、お話しておきたいと思います。
消極的バイアスって何?
投資をしていて自分にとってマイナスに働くことが起こった際に、その関連全てがマイナスのイメージになってしまうことを消極的バイアスと言います。
また他にも、プラスになる情報があったとしても、その関連がプラスになったと思えなくなったりもします。
普通の人間が一度痛い目を見れば、それを避けようとする本能が働くのはこれによるものです。
一度蜂に刺されたことがある人は、蜂はもちろんのこと黄色と黒の縞々を普通じゃない危険信号と捉えるようになったりします。
投資において消極的バイアスで損する場面とは?
この消極的バイアスは、同じ過ちを繰り返さない為の正しい反応なのですが、それでも損をすることに繋がることもあります。
それは機会損失です。
株でよくある話なのですが、自分が過去に取引して大きな損失を出してしまったことがある銘柄は2度と扱いたくないという心境になったりします。
実際「他にもっと良い銘柄があるはずだ」と思って当分その銘柄を見ないようになってしまうことは少なくありません。
場合によってはその銘柄だけではなく関連企業にわたって避けるようになることもあります。
ですが、そこに大きな機会損失が隠れているかもしれません。
その銘柄で起こった大きな変動を目の当たりにして、関連情報を読み漁った状態になったということは、その銘柄について少なからず初期情報が整った状態なのではないでしょうか?
だとしたら他人より今後の動向を予想しやすいところまで来ているのにも関わらず、「怖い、もう嫌だ」と逃げた上に少なくともその銘柄より詳しくもない銘柄に手を出すのは得策ではないと思います。
この消極的バイアスは、チャンス(機会)を見送ってしまう(損失)ことに繋がるのが大きな欠点と言えますね。
一言アドバイス
過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉がありますが、この消極的バイアスにぴったり当てはまると思います。
損した事実を「嫌だな」と感じるのは大事なことですが、そこでするべきことは拒絶反応ではなく、そこから学んで正しい判断を下していくことです。
でもですね、そうは言っても実際に大損した経験がある銘柄で、冷静にまた1から取引していくのは並大抵の精神力でできることではありません。。
分かっていても損をしたという事実が判断を本当に捻じ曲げてくるんです。
そこで僕は常に冷静に公平な判断を下し続けることに限界を感じて、自分の考えをルール化して機械的にシステムトレードしていくことにしました。
ではでは!
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